自分でLMSの環境を作ってみよう!(事前知識編)

自分でLMSの環境を作ってみよう!
でも、そのために必要なものってなんだろう?
今回はLMSの環境を作るために必要な知識を説明するよ~。

LMS環境を作るための事前知識

LMSとは

 そもそもLMSとはなんでしょうか。
 LMSとはLearning Management Systemの略で、日本語で学習管理システムといいます。その名の通り、テキスト教材やテスト、生徒の出席、シラバスなど、学習に関するデータを管理するシステムです。

日本データパシフィックで提供しているのはWebClassだよ~。
他にも、Moodle、manaba、Blackboardといった、さまざまなLMSがあって、それぞれ提供する機能に特色があるんだ。

LMSの仕組み

 では、LMSとはどのような仕組みで動いているのでしょうか。
 LMSはWebサービスのひとつです。Webサービスとは、Google Chrome、Microsoft EdgeなどのWebブラウザの上で利用できるサービスのことです。今ではスマートフォンのアプリを介して利用されることが多いですが、TwitterやInstagramなどもこのWebサービスのひとつです。
 Webサービスを動かすために必要なものは、大まかに、サーバ、Webサービスのプログラム、データベースです。

  • サーバ:Webサービスのプログラムやデータベースを動かすコンピュータのことです。ユーザがWebブラウザからアクセスしてきたときに、URLに応じたページを表示したり、Webサービスのプログラムから要求を受けてデータベースにデータを保存したりします。
  • Webサービスのプログラム:そのサービスを構成するプログラムのこと。Webブラウザに表示させる画面を構成したり、データベースとデータのやりとりをしたりします。
  • データベース:サービスを提供するために必要な情報を集めたもの。ユーザ情報、コンテンツのデータ(Twitterなら投稿内容、LMSなら教材の情報)などが保存されています。

※ここでは分かりやすくユーザとしましたが、一般にはクライアントと呼ばれることが多いです。以降はクライアントと記載します。

 Webサービスは、WebブラウザでURLを入力すると表示することができます。
 URLとは、インターネット上の住所のことで、インターネットに接続されたサーバや、そのサーバ上のデータを表したものです。たとえば、下記のURLの場合「www.datapacific.co.jp」というサーバ上にある「index.html」というファイルのことを指します。

https://www.datapacific.co.jp/index.html

 Webブラウザで、「https://www.datapacific.co.jp/index.html」を入力してEnterキーを押すと、「www.datapacific.co.jp」というサーバに対して、「index.html」のデータがほしいと依頼したことになります。これを、リクエストと呼びます。
 Webサービスは、図のように、(1)サーバがクライアントからのリクエストを受け、(2)Webサービスのプログラムとデータベースとのやりとりをして、(3)リクエストに応じたデータをクライアントに送る、という仕組みで動いています。
 サーバの中にはWebサーバと呼ばれるソフトウェアがあり、(1)と(3)を担当しています。サーバの玄関口のような役割です。

用意するもの

 LMSを動かすには、LMSの仕組みで紹介した、サーバ、Webサービスのプログラム、データベースの3つが必要になります。

  • サーバ
    • コンピュータ
      コンピュータを用意します。とはいえ実際に用意するのは大変なので、仮想マシンを使うこともあります。仮想マシンについては、また別の記事で説明します。ハードディスクやメモリのサイズなどはLMSの動作条件によって選択します。
    • OS
      用意したコンピュータにOSをインストールします。OSには、コンピュータのハードウェア(ハードディスクやメモリなどの機械の部分)を制御し、ソフトウェア(Webブラウザやテキストエディタなどのアプリケーション)を使うための環境を整える役割があります。
      サーバとしてよく使われるOSはLinux系のDebian、Ubuntu、CentOSなどです。Linux系のOSは種類によってフォルダの構成やコマンド(コンピュータへの命令)の書き方などのルールが異なるため、LMSによっては推奨のOSがあることがあります。特に指定がない場合は、使い慣れたものを選ぶといいでしょう。
    • Webサーバのソフトウェア
      Webサーバのソフトウェア(Apache、Nginxなど)をインストールします。
  • Webサービスのプログラム:LMSのプログラムです。WebClassやMoodleなどのことです。
    Webサービスは主にPHP、Java、Rubyなどのプログラミング言語で書かれていて、動作させるためには、プログラムの中にある指示を解釈するソフトウェアが必要になります。LMSのプログラムがどの言語で書かれているかを確認し、その言語のソフトウェアも合わせてインストールしましょう。
  • データベース:データベースと、データベースのデータを管理(データの追加、更新、削除など)するソフトウェアが必要になります。データベース管理システムと呼ばれるソフトウェアがその二つの役割を持ちます。PostgreSQL、MariaDB、MySQLなどの種類があり、それぞれデータを扱うルールが異なります。これもLMSによって推奨のものがあるため、それに応じてインストールします。
  • その他:LMSによって必要なプログラムがあるため、確認してインストールします。

 それぞれのLMSには推奨環境があります。ダウンロードページなどに、動作させるために必要な要件(コンピュータのスペック、必要なソフトウェアなど)が書かれています。
 Moodleのダウンロードページ(https://download.moodle.org/releases/latest/)を見てみましょう。「Requires」のところに、プログラミング言語はPHP、データベース管理システムはMariaDB、MySQL、Postgres、MSSQL、Oracleのいずれかが必要と記載されています。PHPやMariaDBなどの後についている数字はバージョンです。特定のバージョン以降でないと、うまく動作しないことがあるため、必ず書かれたバージョン以降のものをインストールするようにしましょう。
 図のMoodleをインストールするために、最低限必要なものは下記の5つです。

  • コンピュータ
  • OS
  • Webサーバのソフトウェア
  • データベース(指定のデータベースのいずれか)
  • PHP(バージョン7.3以降)

キーワードのおさらい

LMS学習管理システム。Webサービスのひとつで、学習に関するデータを管理するシステム。
WebサービスWebブラウザからアクセスして利用できるサービス。
URLインターネット上の住所。インターネットに接続されたサーバや、そのサーバ上のデータを表したもの。
サーバクライアントのリクエストに応じて、データの処理などを行うコンピュータ。基本的にパソコンよりも特定の機能に特化している。Webサービスのサーバの場合はWebサービスの提供に必要な機能だけを持ち、パソコンのように幅広い作業をすることはない。
クライアントサーバに対して、利用者のコンピュータのこと。
Webサーバサーバの玄関口のような役割のソフトウェア。クライアントからのリクエストを受けたり、リクエストされた処理の結果を返したりする。
リクエストクライアントによる、サーバに対する処理の依頼のこと。
データベースデータの集まり。Webサービスの場合は、サービスを提供するために必要なデータを集めたもの。
データベース管理システムデータベースのデータを管理するソフトウェア。データベースを本棚だとすれば、データは本で、データベース管理システムは本棚の持ち主にあたる。データベース管理システムの種類によって、データのしまい方などのルールが異なる。
ハードウェアコンピュータの物理的な機械の部分。
ソフトウェアコンピュータの上で動作するアプリケーション(プログラム)。
OSハードウェアを制御し、ソフトウェアが動作するための環境を整えるソフトウェア。
プログラムコンピュータに対する命令を、プログラミング言語によって書き表したもの。
プログラミング言語プログラムの記法。書き方のルールや得意な分野が言語によって異なる。
プログラムの解釈プログラミング言語で書かれたプログラムは、あくまで人にとって読みやすい形であり、コンピュータにとっては暗号化された指示書のようなものにあたる。そのままではコンピュータが命令を実行することができないため、コンピュータにも分かる形に変換する作業が必要になる。その作業をコンパイルなどと呼ぶ。
ぱしふぃっくま わーい

LMSのことが少しでも分かってもらえたら嬉しいな!
次の記事では、サーバの準備について説明する予定だよ~!

知らなきゃ損!パソコンの便利なショートカット(Mac編)

知らなきゃ損!パソコンの便利なショートカット(Mac編)
ぱしふぃっくま ちゃぷちゃぷ

今回はMacの便利なショートカットを紹介するよ。
ショートカットについては前回の記事を参考にしてね。

覚えておきたいショートカット

共通
ショートカット機能備考
command + S上書き保存
command + A全選択
command + Cコピー
command + V貼り付け
command + shift + option + V書式なし貼り付け
command + X切り取り
command + Z元に戻す
command + shift + Z「元に戻す」のキャンセル
command + tab起動中のアプリ表示、移動
command + N新規ウィンドウを開く、新規ファイルを作成
command + Wウィンドウ/タブを閉じる
command + Qアプリケーションを閉じる
command + Hウィンドウを非表示にする
command + Mウインドウを最小化してDockにしまう
command + option + escアプリケーションの強制終了画面を開く
command + shift + 3全画面のスクリーンショットを撮る
command + shift + 4選択範囲のスクリーンショットを撮る
command + shift + 5スクリーンショットまたは録画
option + command + 電源ボタン
またはoption + command + メディア取り出しキー
スリープ状態にする
esc検索ウィンドウなどのポップアップから抜ける
control + command + Qロック画面にする
control + →/←各デスクトップの移動
Finder
ショートカット機能備考
command + T新規タブを開く
command + Wタブを閉じる
shift + command + N新規フォルダ作成
shift + command + G「フォルダへ移動」画面を開く
command + K「サーバへ接続」画面を開く
returnキーファイルやフォルダの名前変更
command + deleteファイルやフォルダをゴミ箱へ入れる
command + ↑/↓階層を移動・ファイルを開く
shift + ↑/↓複数選択
option + ↑/↓最上部/最下部へ移動
→/←選択したフォルダの開閉
command + @Finderを巡回
command + Iファイル/フォルダの情報を見る
右クリック + option + “フォルダ/ファイル”のパス名をコピー“フォルダ/ファイル”のパス名をコピー
文字入力
ショートカット機能備考
shift + かなキーカタカナに切り替えるJISキーボードの場合
入力後 + 英数キー(2回押し)半角英数字に変更
入力後 + かなキー(2回押し)ひらがなに変更
fn + deleteカーソルの後ろの文字を消去
Z + H「←」の入力かな入力モード時
Z + J「↓」の入力
Z + K「↑」の入力
Z + L「→」の入力
ぱしふぃっくま わーい

ショートカットキーを自分の覚えやすい配置に変えたければ、キーの割り当てで変更すると、より自分に合った効率の良いショートカットができるよ。
「システム環境設定>キーボード>ショートカット」で設定してみよう!

知らなきゃ損!パソコンの便利なショートカット(Windows編)

知らなきゃ損!パソコンの便利なショートカット(Windows編)
ぱしふぃっくま わーい

パソコンには便利なショートカットがたくさんあるよね。
今回は覚えておくと便利なショートカットを紹介するよ。

ショートカットとは

 ショートカットとは、あるパソコンの機能を呼び出せる、特定のキーの組み合わせのことです。
 たとえば、ある文章をコピーしたいときは次の操作を行います。
文章を選択→右クリック→メニューの中の「コピー」をクリック


 次のように操作することでも、同じようにコピーできます。
文章を選択→キーボードの「Ctrl」キーと「C」を同時に押す

 このように、ある機能を呼び出す特定のキーの組み合わせをショートカットと呼びます。

手がキーボードとマウスを行ったり来たりすると、操作に時間がかかるよね。
ショートカットを使えばそれを減らせるから、パソコンの作業がぐっと早くなるよ!

覚えておきたいショートカット

共通
ショートカット機能備考
Ctrl + S上書き保存
Ctrl + A全選択
Ctrl + Cコピー
Ctrl + V貼り付け
Ctrl + Shift + V書式なし貼り付け
Ctrl + X切り取り
Ctrl + Z元に戻す
Ctrl + Yやり直し「元に戻す」のキャンセル
Ctrl + Tabアクティブのタブを切り替えるブラウザなど
Ctrl + N新規ウィンドウを開く、新規ファイルを作成
Ctrl + FまたはF3検索ブラウザやエクスプローラーなど
Ctrl + Alt + Delユーザーの切り替えなどのメニューを表示
Alt + Tabアクティブのアプリ(操作しているアプリ)を切り替える
Alt + F4アクティブのアプリを終了
Shift + 方向キー複数選択エクスプローラー、テキストエディタなど
Esc検索ウィンドウなどのポップアップから抜ける
Win + Lロック画面にする
Win + 1、Win + 2、…タスクバーの左から1番目、2番目、…のアプリを起動
Win + ↓アクティブのアプリを最小化
PrintScreen全画面のスクリーンショットを撮る
Alt + PrintScreenアクティブウィンドウのスクリーンショットを撮る
Win + Shift + S選択範囲のスクリーンショットを撮る
エクスプローラー
ショートカット機能備考
Ctrl + Shift + N新規フォルダ作成
F2選択されたファイルやフォルダの名前変更
Delファイルやフォルダをゴミ箱に入れる
Shift + Delファイルやフォルダの完全削除(ゴミ箱に入らない)
Ctrl + Wウィンドウを閉じる
文字入力
ショートカット機能備考
入力中 + 無変換
または入力中 + F7
全てカタカナに変更半角カナの場合はF8
入力中 + F9全角英数字に変更
入力中 + F10半角英数字に変更
ぱしふぃっくま ちゃぷちゃぷ

ここで紹介したのは特に覚えておくと便利なものだよ。
まだまだたくさんあるから、自分の作業にあったショートカットを探してみよう!

※動作確認はWindows10で行いました。他のバージョンでは動きが異なることがあります。